2008年09月12日 00:40
2003年<ヤングサンデー>に連載され400万部のセールスを打ち立てたヒット漫画<クロサギ>は1980年生まれの黒丸と社会を早々にドロップアウトして各地を放浪し、「サギの手口」などの著書を書いた夏原武(1959年生まれ)の共同作品である。霊感商法やオレオレ詐欺、フィッシング詐欺、粉飾決算、NPO法人詐欺など常に社会現象より先んじて描かれた漫画は面白いのだが、クロサギこと黒崎を演じる役者がジャニーズ出身の山下智久で下手の極みである。暗い風貌と抑揚のないダラダラしゃべり!芸能事務所にどれほどの力があるのか知らないが、大根役者は出すべきではない。監督は「花より男子」の石井康晴。(これもジャニーズが出演していた。)冒頭<人は動き回る影にすぎない>というシェークスピアの言葉が引用されるが、それすら空々しい。両親をシロサギに殺害された黒埼は詐欺の世界のフィクサー桂木(山崎努)の元で悪どい詐欺師どもに鉄槌を食らわすクロサギになった。今回は贈答詐欺をしかけて100社以上の企業を潰す石垣(竹中直人)がターゲットだ。女社長レイコ(飯島直子)もまた、石垣から立派な実印を贈られて4000万以上の詐欺にあう。黒崎はIT社長に化けて石垣に近づく。そしてマネーロンダリングの出来るマネーカードをプレゼントするのだが、石垣は用心深い男だった。部下にそのカードを使わせて成り行きを見守っていた。石垣の裏にはヤクザの組織が動いていた。そして又警察も石垣を追っていたのだ。刑事の神志名(哀川翔)は黒崎が石垣に接近していることをつかんでいた。危ない橋を渡る黒崎を心配する氷柱(堀北真希)。この作品は漫画で読まれることを強くオススメする。ヤマピーのファンしか見ない作品だろう。




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