夏目小太郎が独断と偏見で映画批評

夏目小太郎の映画批評

マッチポイント(75点) | main | ステイ(90点)
アンジェラ(40点)
アンジェラ スペシャル・エディションアンジェラ スペシャル・エディション
(2006/10/20)
ジャメル・ドゥブーズ、リー・ラスムッセン 他

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リュック・ベンソンもヤキが回ったとしかいえないような映画を作った。
「パンが足らなくなってパンを頼む。今度はチーズが足らなくなってチーズを頼む。だからお昼3時になってもランチが終わらない。フランス人はその上ワインを頼むから話がややこしくなる。」というアンジェラの言葉が一番面白かった。
アンドレ(ジャメル・ドゥブーズは「アメリ」で八百屋の主人にいつも苛められていた青年をやっていた人だ。モロッコ人の血を引くジャメルは子供の頃の事故が元で右腕を失ったのでずっとポケットに右手を入れている。これは演技ではなく事実なのだ。)は借金があちこちに5万ユーロもあり、にっちもさっちもいかなくなってしまった。それでアレクサンドル三世橋からセーヌ川へ身投げしようとするのだった。ふと横を見ると背の高いブロンド美人がアンドレと同じように自殺しようとして飛び込む。アンドレは驚いて助けようとして飛び込むのだった。やっとの思いで助けた女性はアンジェラといい、娼婦のような格好をしているが自殺するような女には見えなかった。アンジェラ(リエ・ラスムッセンはハンガリー出身のモデル。「ファム・ファタール」などに出演するが本人は映画監督になる準備をしているらしい。)は美人で行動的でアンドレとは正反対の性格。アンジェラは180センチの身長だがアンドレは160センチくらいだ。リュック・ベンソンが「レオン」と「フィフィス・エレメント」の間に書いたというのだが、一番の駄作である。まるで小学生か中学生の書いたような脚本である。しかし私はアンジェラが堕天使になってからの二人の人生を見たいと思うのだ。アンジェラは天使だからアンドレ問題を解決出来たのだ。アンジェラが普通の人間になってしまったら、この二人が結婚したとしてもうまくいかないのではないか?ヴェム・ベンダースの映画のように堕天使が人間に騙されて俗世間では生きにくいさまを描いたほうがひとひねりあって見せるのに。リュック・ベンソンはもう映画は撮らないといっているそうだがまさか「アンジェラ」や気持ちの悪い人形映画の失敗が原因なのでは・・・・と思わせるような出来である。アンジェラ役の女性もかってのミラ・ジョボビッチやナタリー・ポートマンのような魅力はない。背が高くてモデル体型なだけで大味な女優だ。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

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