2008年08月18日 15:57
![]() | Bilitis () SoundtrackFrancis Lai 商品詳細を見る |
現在の「ミネハハ」や「エコール」の元祖とも言えるべき作品。ストーリーはハッキリ言って無いも同然だ。だが当時有名だった写真家のデヴィッド・ハミルトンが初めて撮影した映画ということで話題になった。ハミルトンは美少女を幻想的に撮るので有名な写真家だったが、その美しさは映像にも溢れている。<ビリティス>とは1894年のピエール・ルイスの詩集であるが、サッフォーの時代のギリシャの女流詩人ビリティスが自分の生涯を詩で綴ったものをルイスが翻訳したという形をとっているが、ルイスのフィクションであるらしい。ビリティス(バティ・ダーバンヴィル)は寄宿学校にいたが学芸会の時にきていた写真家ルカ(ベルナール・ジロドーはデビュー作)を好きになる。夏休みに父親の友人夫婦のところでバカンスを過ごすビリティス。夫妻の妻メリサ(モナ・クリステンセンはハミルトンの恋人だった)といけない関係になってしまう。サントロペの12世紀の屋敷で繰り広げられる耽美的なエロティズム!それを知ったサド夫ピエール(ジル・コーレル)は出て行ってしまうのだった。当時人気のあった美青年マチュー・カリエールも船員ニキアスの役で出演している。ヴェールをかけたような美しい映像の数々はため息が出る。少女たちの水色の制服に白いソックス、学芸会でのバレエのチュチュ姿など子供から大人へと移行する少女の一番美しい時期を切り取る。音楽はフランシス・レイ。目の保養になることは間違いない映画である。





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