ステイ(90点)
![]() | ステイ (ベストヒット・セレクション) (2007/11/21) ユアン・マクレガー 商品詳細を見る |
不思議な悪夢を見ているような作品である。監督は「チョコレート」のマーク・フォスター。
冒頭、回転する車の中。
精神科医サム・フォスター(ユアン・マクレガー)は朝目覚めると右手に指輪を握っていた。同棲中のライラ(ナオミ・ワッツ)が何か食べる?と聞く。病院へ出かけて、前の担当の患者だったヘンリー(ライアン・ゴズリングは「完全犯罪クラブ」や「きみに読む物語」などで注目された俳優)がやってくるのだった。ヘンリーは奇妙なことをいう。外は晴れ渡っているのに「午後から雹が降る。」と・・・。すると本当に雹が降ってきたのだった。パートナーのライラもまた彼の患者だった。手首には自殺未遂のときの傷が残っている。彼女は画家だった。アパートを通りかかるとグランドピアノをクレーンで持ち上げて部屋に入れようとしている。そばを通る男の子の手から風船が離れる。かけよる母。危ないという作業員
そういえば構内も3人ずつの同じ人が歩いている。翌日もヘンリーはやってくるのだった。3日後には死ぬと予告するヘンリーにうろたえるサム。そこへ次の患者が入ってくる。ヘンリーが見えないかのように。知り合いで盲目の教授(ボブ・ホスキンス)とチェスをしていると、いきなりヘンリーが通りがかりその教授を見て驚愕する。「父さん、ここで何をしているんだ。父さんは死んだんだ。」とヘンリーは叫ぶ。教授は何が何かわからない様子だ。サムはヘンリーの両親が死んだのかどうか確かめようと思いヘンリーの母親を探すのだった。母は生きておりガランとした屋敷に住んでいたのだった。夜中の一時に会いにいくサム。だが母はサムを息子と間違っている様子だった。だが母の様子は変で頭から血を出している。サムはヘンリーの死をどうしても食い止めたいのだった。奔走するサム。行方がわからなくなったヘンリーの部屋へいくと部屋の壁一面に<許してくれ>の文字が書かれている。
一方ヘンリーは恋人がダンスをしているところを窓の外から悲しそうに眺めているのだった。やっぱりそこにもあの風船の少年と母親が通りがかり「ママ、あの人死んじゃうの?」と聞いているのだった。サムのほうもアパートの近くを通りがかると昨日と同じようにピアノを吊り下げているのだ。誰が死んでいる?誰が生きている?デジャヴ?そもそもこの世界は現実?二重人格?などと考えて観客は混乱するのだ。そして一気にラストへ・・・・スコーンと話はきれいに収束する。悲劇だが何か一抹の安堵を与える終わり方をするのだ。見事だと思う!脱帽!
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