KIDS(50点)

2008年08月08日 03:45


原作が素晴らしいので期待しすぎたワタシが悪いのだが、最初に作品のオチがくるのはどうかと思われる。「きみにしか聞こえない」の荻島達也監督は乙一作品の持つテイストがイマイチわかっていないのか何か履き違えている感がする。脚本の坂東賢治が悪いのか?乙一の短編集「失はれる物語」の中からチョイスした<傷>は自己犠牲の最たる作品である。最悪な町に生まれ最悪な親に育ったタケオ(玉木宏が千秋や鹿男とは全く違ったすさんだ目をした青年を演じた)とダイナーで出会った天使のような少年アサト(小池徹平)、そしていつもマスクをしている少女シホ(栗山千明)。これだけのキャスティングを揃えておいて100分が長く感じられるのはなぜか?父親に虐待された青年と母親に殺されかけた少年、悲惨なイジメにあった少女。救いようのない世界で3人は出会った。保護監察官役の泉谷しげるはうざい!し、よく怪我をする子供たちもちょっとうざい!しつこい!アサトの母親役の斉藤由貴も中途半端(松田美由紀くらい憎たらしい感がでる女優のほうが良かったのでは)な演技だ。制作費が少なかったのかラストの事故シーンもとてもチープである。最期の病院での屋上シーンはいるのか?シホが戻ってくるのもいるのか?(アサトを利用してポイ!でいいではないか)現実が悲惨であればあるほどアサトの行為は尊いと思うのだが・・・。その辺を監督はどうお考えなんでしょうか?!と言いたくなるような作品だった。


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