- 2008/07/22 レミング(70点)
![]() | レミング (2008/02/22) シャルロット・ゲンスブールシャーロット・ランプリング 商品詳細を見る |
「ハリー、見知らぬ友人」のドミニク・モル監督の映画である。南仏ガロンヌ県、アラン・グディ(ローラン・リュカ)はホーム・オートメーション開発者。今の会社には破格の給料で引き抜かれた。アランは結婚3年になる妻ベネディクト(シャルロット・ゲンスブールはこういった不安感を表現するのがうまい)と高台にある閑静な住宅街に邸宅を構えて幸福に暮らしていた。今夜はポロック社長夫妻をディナーに招いている。ベネディクトは腕をふるって料理を作っていたが、流しの水がつまって流れない。アランに言うと早速ペンチを使って排水溝をみてくれたのだが、堅くてパイプが回らないのだった。明日、再度修理をするとアランは約束する。ポロック夫妻は約束の時間を大幅に遅れてやってきた。リシャール社長(アンドレ・デュソリエ)は遅刻したことを詫びたが社長夫人のアリス(シャーロット・ランプリングがとても上手で鬼気迫る)はサングラスをかけたままで不機嫌な様子である。アランとベネディクトは戸惑う。前菜を食べているときにアリスは「この人、娼婦に会う約束をしていたの。」と唐突に言う。失礼を謝るリシャールの顔に赤ワインをぶちまけるアリス。暴言を吐き散々非礼なことを言うアリスをリシャールは引っ張って帰るのだった。「ワタシがあんな女になったら殺して」というベネディクト。2人は愛し合うがアランは眠れず排水溝のつまりを修理する。排水溝の中にはハムスターのようなネズミが詰まっていたのだ。それを洗濯機の上に置いておく。朝、ベネディクトはその生き物が生きているので獣医のところへ持っていくと獣医は「これはレミングだ」と言う。レミングはノルウェーとかに生息する生き物なので不思議だと言い、生物学者で甥のニコラに見せたいからしばらく預かっておくという。その日から、2人の歯車が少しずつ狂ってゆく。アリスが突然にやってきてアランを誘惑したといい、休ませて欲しいというのだった。ゲストルームに寝かせるベネディクト。アランも帰宅してきてベネディクトはアリスに夕食を食べないかというがアリスは暴言を吐く。頭にきたアランが部屋のドアを開けようとすると鍵がかかっており、中で暴れている音がする。そして銃声が・・・・・・。どんな風にでも解釈できそうな映画であるが、アリスのような困った人間によって何もかもが狂気にいたる。アリスはレミング?異常に増殖し集団自殺するといわれている動物である。(もちろん根拠はない)
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