プレステージ(55点)
あの「メメント」のクリストファー・ノーランということでかなり期待大だったのだが、これはやってはいけないのでは?というようなラストだった。うがった考えをすればそのラストさえトリック?と思わせるのだが、イマイチわかり難い作りとなっているのだ。本作は英国の幻想文学の第一人者クリストファー・プリーストの「奇術師」が下敷きとなっている。世紀の奇術師二人が互いに競い合う話なのだが、この二人の関係が尋常ではないのだ。そこまでやる?フツー!なんてことを平気でやるのだ。ハリー・カッター(マイケル・ケイン)の元で腕を磨いた二人、ルパート(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド(クリスチャン・ベール)は一緒に水槽脱出のマジックをしていたのだが、ルパートの新妻のロープの結び方をアルフレッドが指示通りにしなかったために新妻は水槽から脱出できずに死んでしまう。それを知ったルパートは激しく怒り二人はそれ以来決別し、別々にマジックをするようになるのだった。トリックで相手をだまし、指を切られたら切り返す、女(スカーレット・ヨハンセン)をスパイに出したりもうはちゃめちゃである。なぜか実在の人物ニコラ・テスラ博士(デヴィッド・ボウイ)が出てきて、瞬間移動が実際に出来るかのようにアルフレッドに見せるのだ。テスラ博士は実在の人物でエジソンの元にいた偉大な発明家だ。エジソンが「発明とは1%のひらめきと99%の努力」と語ったことは有名だが、その勤勉なエジソンが「テスラはほとんど寝食を忘れて発明に没頭しておりあれは努力の域を超えている。」と言わしめた人物だ。二人ともノーベル賞を辞退している。ガジェット(小物)使ってのトリックは見ていて面白いが、なぜこれほどにも相手が憎いのか理解に苦しむ。もしこれが全てトリックだったとしたら・・・・それでもわかりにくい作り方をするもんじゃないよ。ノーラン監督!最近は素人でもこれくらいの種明かしは知っているのだ!なめちゃあいかん!
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