夏目小太郎の映画批評
夏目小太郎が独断と偏見で映画批評
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2008/07/02 Wed  02:09:34» E d i t
愛の予感“THE REBIRTH”愛の予感“THE REBIRTH”
(2008/06/27)
小林政広

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ロカルノ国際映画祭で金豹賞受賞するという日本人監督としては38年ぶりの快挙!ということで楽しみに見たのだが、104分余りは私には長かった。インタビューシーンに始まりインタビューシーンに終わるのだが、その間が日常の繰り返しが延々と続くのだ。14歳の少女が同級生の少女を刺殺する。被害者の父順一(小林政広=監督自身が主人公を演じている)は東京湾岸の高層マンションに住んでおり新聞社に勤務していた。妻をガンで亡くした後は男手一つで一人娘を育てていたのだ。加害者の母典子(渡辺真起子)はそのマンションの対岸の団地に住んでおり母子家庭のようだ。順一は新聞社も辞職し家に引きこもっていたが、一年後北海道苫小牧勇払市に移り、賄いつきの民宿のような所で寝泊りをして軽自動車で鉄工所に通う毎日を送っていたのだが、その賄いに典子がいたのだ。典子もまた東京にはおれずに北海道まで流れていたのだ。典子もまた民宿の側のアパートに住んでおりコンビニで買ってきたサンドイッチを食べる毎日だった。2人はお互いの存在に気づく。だが2人は一言も話しをしない。一時間近くそういった情景が繰り返されるのだ。典子の服装が違わなかったら同じ場面を繰り返しているとしか思えないだろう。順一はコンビニにプリベイド式携帯を2つ買い典子に渡すが典子はつき返す。少しずつ少しずつ歩みよる2人だった。予告編では<あなたなしでは生きられない。でもあなたと一緒では生きていく資格がない>と監督のナレーションが流れる。私はこういった話は安易に語られるものではないと思う。絶望の中で奇跡的に生まれる美しい感情を表現したかったという監督のメッセージは私の心には響いてこなかった。

テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

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