夏目小太郎の映画批評
夏目小太郎が独断と偏見で映画批評
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2008/07/01 Tue  04:56:04» E d i t
ヒストリー・オブ・バイオレンスヒストリー・オブ・バイオレンス
(2006/09/08)
ヴィゴ・モーテンセン

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デヴィッド・クローネンバーグ監督作品。脚本は浦沢直樹の「MONSTER」のシナリオを担当するジョシュ・オルソンだ。この作品はジョン・ワグナーのグラフィックノベルである。バイオレンスに肉薄した作品として評価するむきもあるが、こんなものを評価するのはどうかと思う。インディアナ州ミルブルックの町で営業している<STALL’SDINER>の店主トム・ストール(ヴィゴ・モーテンセンは勇者アラゴルン役で有名だが、ダイヤルMでは得意の絵画の腕前も見せてくれた。ジャズ・アルバムも出し詩や著作本や写真集を出版し、個展も開いている多才な俳優だ。出版社の経営もしている。)は弁護士の妻エディ(マリア・ベロ)と息子ジャック、娘サラと4人幸福な家庭を築いていた。ところがある日、2人組の強盗がトムのダイナーに押し入ってくる。銃をつきつけられるトムだったが、一瞬の内に強盗を撃破してしまう。この事件は一般人が暴力に屈することなく反対にやっつけたとしてニュースで取り上げられ、トムはちょっとした町のヒーローになってしまう。数日後、評判を聞きつけた客でごった返した店に顔に見るも恐ろしい傷をつけたフォガティ(エド・ハリス)がやってきてトムに「やあ!ジョー!」と言う。保安官のサム・カーニーが中に入ってことなきを得るが、フォガティは「俺は奴を知っている。なぜ、あんなにも人を殺すのがうまいかも・・・」と謎の言葉を残していくのだった。その頃からトムの家族にも異変がおこりだす。イジメラレっ子だった長男のジャックがいじめっ子に手痛い仕返しをしたのだ。そしてフォガティの魔の手は家族にまで及ぶのだった。優しかった夫のトムが妻エディに手を上げたりしてエディは夫がフォガティのいう男ジョーなのかもしれないと疑うようになる。フォガティはエディにジョーはフィラディルフィアのマフィアのボス、リッキー・キューザック(ウィリアム・ハート)の弟だというのだ。フォガティの顔も傷もジョーがつけたものだという。ジョーは女にも容赦ない残忍な男で殺しが唯一の楽しみのような男だという。この映画はトムという男を通して人間はどんなものにもなれることを示唆する。そしてそれが決して矛盾していないことを提示するのだ。しかしアメリカ人はこんなことを教えてもらわないと判らないのか?これほど鈍感だから他国に介入することにも罪悪感がないのか?

テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

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