- 2008/06/28 テラビシアにかける橋(70点)
![]() | テラビシアにかける橋 (2008/06/27) ジョシュ・ハッチャーソンアナソフィア・ロブ 商品詳細を見る |
アメリカの児童文学者キャサリン・パターソンの500万部ベストセラー児童小説「テラビシアにかける橋」をガボア・クスボ監督が映画化した。テラビシアとは<ナルニア国物語>に出てくる小島テレビンシアから由来している名称だ。ヒロイン、レスリー役のアナソフィア・ロブ(「リーピング」の虫をあやつる美少女である)がボーイッシュな不思議な役どころで美少女ぶりは衰えてはいない。バージニア州の田舎町、ジェス・アーロンズ(ジョシュ・ハッチャーソン)は5人姉妹の真ん中に生まれた。両親は家計が苦しく家は貧乏だ。絵を描くことが好きなジェスは友人もなく学校ではイジメラレっ子だった。特に8年生のジャニスにはいつもスクールバスで苛められている。ジャニスは学校でも下級生からトイレ通行料をとっていた。そんなある日、クラスに一人の転校生レスリー・パーク(アナソフィア・ロブ)がやってくる。彼女は学校中の男の子たちより足が速く、とても風変わりな少女だった。しかもジェスの隣の家に引っ越してきたばかりだという。レスリーの両親は作家でレスリーもとても作文が上手だった。変わり者同士の2人は急速に仲良くなる。2人が森の奥に行ってみると川を渡るロープが一本木からぶら下がっている。レスリーはそのロープで軽々と川を渡ってみせるのだった。それに続くジェス。その奥には壊れたツリーハウスがあり、レスリーはこの森は2人の王国<テラビシア>だという。2人の想像力はカラスやリスを敵に見立て、大木や地面の穴を巨人に見立てた。そして2人はその王国の王と女王に君臨する。この話は児童文学であるから大人が見るには少し、面白味には欠ける。それ以上、話は膨らんではいかないからだが、子供が見るには現実味を帯びすぎているのだ。ジェスと父親の関係がもっと語られるのかと思ったらそうでもないし、ただ2人のイマジネーションに富んだ子供が空想世界を楽しむという話なのである。子供だけが持つ感性は描けているのだが、ラストの処理がこれでいいのかとも思う。何だか物足りなさを感じるのだ。想像世界の生き物のデザインもイマイチである。アナソフィア・ロブという美少女に点数が甘くなっている。
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