- 2008/06/28 泪壷(65点)
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よろめき作家渡辺淳一の短編集「泪壷」(6編)から表題作をピンク映画の四天王、瀬々敬久がメガホンをとった。ヒロイン役は2006年ヘアヌード集<Moon&Sun>二部作が最高売り上げを記録した小島可奈子(32歳)である。普通の容貌ではあるがスレンダーな肢体に美乳が見所!個人的に渡辺淳一作品はあまり読まないが、この作家は若い頃に初恋の女性に翻弄された挙句(同年代の女性だったがえらく年上の男とつきあっていた女性だったらしい)自殺されたという苦い思い出があり、本作でも男の愛した女は死んでいく。泪壷とは愛する女性の遺骨で作った壷だが、泪のような朱色の傷があることからそう呼ぶ。冒頭、割れたものを修復したボーンチャイナに金魚を入れてその亀裂から水が染み出ている演出など、ちょっとハッとさせる。上野朋代(小島可奈子)は中学校の音楽臨時教師。父の周吾(菅田俊)のご飯の支度をした朋代は自転車を思い切り走らせて東京行きのバスに飛び乗った。妹の愁子(佐藤藍子)が乳がんで入院している病院へ行った。病室には妹の夫で出版社に勤務している雄介(いしだ壱成)が付き添っていた。1986年チャレンジャー号が打ち上げ73秒後に爆発した年、17歳の朋代は女性飛行士マコーリンのことを思って泣いた。それを見た父が「泣くな!」と叱るので朋代は涙をこらえるために走った。その3月にハレー彗星が76年ぶりに見えた。友人3人とキャンプにきていた雄介は下痢をおこして朋代たちの父が営む診療所にやってきて、朋代の家にしばらく養生していた。朋代と愁子、雄介の3人は仲良くなり一緒に遊んだ。朋代は母の形見のボーンチャイナを雄介に見せようとして落としてしまう。数年後、妹は雄介と結婚する。朋代は雄介への思いを閉じ込めた。だが、幸福だったはずの愁子がガンで亡くなり雄介は愁子の遺骨で白い壷を有名な陶芸家に作ってもらったが、失敗してしまい朱色の傷が出来てしまったのだ。だが雄介はそれは愁子の涙だという。妹の49日忌が終わり、朋代は同僚の皆川から告白されてバージンを失う。頑固な父のそばにいるのが嫌で朋代は教師を辞職して実家を出ていた。2年後入院中の父を見舞うために帰省した朋代は妹の墓前で雄介と再会するのだが、雄介はカメラマンの女、麻子(佐々木ユメカ)を伴っていた。苛立ちを隠せない朋代。自棄酒を飲んでいるとき元教え子の堂本(柄本佑)に会いそのままラブホテルへ行く。屈折した思いを胸に秘めたまま朋代はピアノ教師になっていたが、雄介への思いは消えなかった。雄介もまた妻の姉とは思いながら朋代が気がかりでもある。2人の愛の行方は・・・・・。回想シーンに所々美しい場面がでてくる。小島可奈子のオールヌードもたっぷり出てきて目の保養になる。
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