夏目小太郎の映画批評
夏目小太郎が独断と偏見で映画批評
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2008/06/23 Mon  03:08:44» E d i t
 » Ray/レイ(80点) 
Ray / レイRay / レイ
(2005/11/25)
ジェイミー・フォックス

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「愛と青春の旅立ち」など音楽にも造詣の深いテイラー・ハックスフォード監督が1987年から15年間レイ・チャールズ本人と交流を続けて様々な話を聞きやっと映画化にこぎつけた。レイ・チャールズ本人も楽しみにしていたのだが完成を待たずに2004年6月10日に亡くなった。全編を通して40曲のレイの名曲が流れている。主役には3歳からピアノを弾いているジェイミー・フォックスがレイ本人の横でピアノを披露してお目がねに叶ったという。レイ・チャールズ・ロビンソンはジョージア州に生まれて母アレサ(シャロン・ウォレン)と弟と3人で暮らしていた。母は生計のために洗濯女をしていたが、レイの見ている前で弟が大きな洗濯桶にはまって溺死してしまう。そのことがトラウマになったレイは9ヶ月後に緑内障のために失明してしまう。だが母はレイに厳しかった。「施しは受けるな!」と母はレイが自立できるように養育する。17歳のときレイはシアトルに一人旅立つ。(バス座席も売店もトイレも白人とは別にされていた時代である)そこでジェフ・ブラウンというロード・マネージャーに出会い音楽活動をする。(当初は盲目だということでピンハネなどされていた)1950年にL・ファルソン・バンドと行動を共にしツアー・マネージャーのジェフ(クリフトン・パウエル)やバンド仲間のファットヘッドと友達になりこの頃麻薬を覚える。1953年にゴスペルシンガーのデラ・ビー(ケリー・ワシントン)と出会い、ゴスペルを基調としてラブソングをデラに捧げて結婚をする。その曲<アイ・ガット・ア・ウーマン>は1954年に大ヒットする。(これがソウル・ミュージックの誕生となる)長男が誕生するがレイのヘロイン依存はますますひどくなっていく。その頃バック・コーラスのアン・フィッシャー(アーンジャニュー・エリス)を愛人にする。彼女に捧げた<メアリー・アン>がヒット!1957年にボーカル・トリオ”レイレッツ”と契約。そのメンバーのマージー(レジーナ・キング)を愛人にする。1959年にロスへ行きABCレコードに移籍する。(マスター保有権を取得し純益の75%をもらうという破格の契約をする)2人目の息子が出来る。1960年<我が心のジョージア>が大ヒットし初のグラミー賞を受賞する。その頃愛人のマージーが妊娠するが妻と離婚しないレイに嫌気がさしたマージーは養育費を送ってもらうことを条件にレイと別れる。1961年ジョージア州オーガスタで黒人差別反対デモが起こり、レイは黒人が隔離されるコンサートを中止する。(これが契約違反と見なされてレイは大金を失い、ジョージア州から永久追放されてしまう。しかしこれが公民権運動の先駆けとなるのだった)1962年カントリーに手をだすが予想に反して大反響を呼ぶ。1964年にヨーロッパ・ツアーを成功させたレイはプール付の豪邸を手に入れる。愛人マージーの訃報を聞いたりマネージャー、ジェフの使い込みが発覚したりよくない兆しが起こる。1965年ボストン空港に降り立ったレイは麻薬密輸で逮捕され、自ら更正クリニックに入る。禁断症状の中で幾度となく母の夢を見る。「心が盲目だった。」と言う母。1979年にジョージア州はレイの名誉を回復しレイは38年ぶりに帰郷することになる。そして<我が心のジョージア>は州歌に指定される。レイ・チャールズは73年の生涯に12回もグラミー賞を受賞している。本作はレイ・チャールズの人生を包み隠さず描いている。ジェイミー・フォックスは吹き替えなしで全て弾き歌いきっていて素晴らしい!!

テーマ:映画音楽 - ジャンル:映画

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