夏目小太郎の映画批評
夏目小太郎が独断と偏見で映画批評
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2008/06/20 Fri  22:59:00» E d i t
 » リバティーン(30点) 
リバティーンリバティーン
(2006/11/24)
ジョニー・デップ

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元々はジョン・マルコビッチが舞台で演じている戯曲である。17世紀に実在したジョン・ウィルモット(二代目ロチェスター伯爵)の33年の生涯を描いた。この人物は12歳でオックスフォード大学で学び14歳で博士号を取得したという秀才だったという。戦争にも参戦したが帰国後、酒色に溺れて卑猥な詩や社会風刺をした戯曲を執筆した。20歳のときに大富豪の令嬢エリザベスと結婚しようとするが親族に反対されたのでエリザベスを誘拐して結婚する。32歳のときにアルコールと梅毒により健康を著しく害して、そのハンサムな容貌にも変化がおきてくる。困窮した彼はイカサマ医師になり詐欺を働いたが、健康状態が悪化、田舎に住む妻の元に帰り1680年7月26日33歳で亡くなった。死ぬ間際に「今度生まれ変わってくるときは醜怪な人間ではなく、犬か猿のような人間以外のものに生まれ変わりたい。作品や手紙は全部燃やして欲しい。」と妻に言い残したという。1660年ロチェスター伯爵(ジョニー・ディップ)は国王チャールズ二世(ジョン・マルコビッチ)に追放されて三ヶ月たった後恩赦を賜りロンドンに戻ってきた。彼は国王や外国の大切な来賓の前で猥褻な詩を読んだことで勘気をこうむり追放されていたのだ。だが彼の常軌を逸した行動は直ることはなかった。ジョン・ウィルモットという人物は容姿にも才能にも恵まれて、愛する女性もいたのに人間に深く絶望していた。一見して破滅型人間の典型だが時は17世紀のロンドン。近代人の特徴である虚無を最初に感じた人間なのかもしれない。ジョニー・ディップのファンでないと見ていられない映画だ。

テーマ:ジョニー・デップ - ジャンル:映画

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