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ブリッジ(50点)

ブリッジブリッジ
(2007/11/22)
エリック・スティール

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この監督はアメリカで非難されたらしい。自殺の名所ゴールデン・ゲイト・ブリッジにカメラを取り付けて自殺者を撮影したからだ。なぜ助けてやらない!と攻撃された。この橋が建設されたのは1937年のことでそれ以来わかっているだけでも1300人の人が自殺したという。2004年だけでも24人の人が死んだ。
この映画でも5人の人間が飛び込み2人が助かっている。そのうちの一人25歳のケヴィン・ハインズは足から落下して腰骨がバラバラになって内臓に突き刺さるという重傷を負った。不思議なことにイルカが彼の体を押し上げてくれたのだという。遺族にも話を聞いているが、30歳のジーン・スティールの母親は何かほっとしている感じがした。自殺願望があり常に死ぬと周囲にもらしていたらしい。彼の姿は何度もカメラに映っており最後には飛び込んでいる映像がおさめられている。このことが後に物議をかもしたのだ。なぜジーンを阻止してやらなかったのかと。ある人は病気になり治療するお金がなく死んでおり、ある女性は失恋が元で自殺している。アメリカでは自殺はタブーなのだ。キリスト教は自殺を禁じているのに自殺が減らないのはなぜなのか?監督は問題提起をしたかったのだという。監督自身、弟をガンでその直後に妹を亡くしており、一時自殺を考えたこともあるらしい。
衝撃的映像とかいう人もいるが、日本はロシアについで世界第二位の自殺国である。毎年3万人以上の人が亡くなっているのだ。これは交通事故死の5倍の人数だ。日本人はアメリカ人とは違う死生観を持っているとは思うが、昨今では若い人の自殺が多いのが気になるところだ。夢のない国に成り下がってしまったからだろう。勝ち負けで人生を決定してしまうようなアメリカ的な考え方が蔓延しているころも一助となっている。日本は敗戦国になって日本の魂をアメリカに売ってしまったのだろうか?歴史を紐解けば、日本人が世界でも類まれな知恵をもっていたことがわかるのだ。こんな映画が物議をかもすような国ではない。

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