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ヘンダーソン夫人の贈り物(80点)

ヘンダーソン夫人の贈り物 デラックス版ヘンダーソン夫人の贈り物 デラックス版
(2007/11/21)
ジュディ・デンチ;ボブ・ホスキンス;クリストファー・ゲスト;ケリー・ライリー

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イギリスが誇る名優ジュディ・デンチとボブ・ホスキンスが出演しているというだけでも見る価値はある。監督は「危険な関係」「靴をなくした天使」などのスティーヴン・フリアーズ。2007年には「クィーン」というヘレン・ミレン主演の素晴らしい映画を撮った人である。人気歌手ウィル・ヤングも素晴らしい歌声を披露している。1937年ヘンダーソン夫人(ジュディ・デンチ)は長年連れ添った夫を亡くす。第一次世界大戦のときフランスの戦地で21歳で戦死した一人息子アレックスの墓地に自家用セスナで出かけて墓石に語りかける夫人の姿があった。友人のコンウェイ夫人に未亡人の極意を教えてもらい彼女の言うとおり刺繍やチャリティをやってみるのだが、お転婆な夫人は退屈でしょうがない。それで今は廃屋となった劇場を買い取りウィンドミル劇場を経営しようとする。(当時、夫人のような身分の高い人間が劇場経営をするのはかなり思い切ったことだったらしい)劇場支配人にユダヤ人のヴィヴィアン・ヴァンダム(ボブ・ホスキンス)を雇い入れる。オープンにこぎつけるが、劇場は不入りが続く。そこでヘンダーソン夫人はある提案をする。「裸を出しましょ!」ヴァンダムは「検閲官が許可するわけがない!」と反対するが、夫人は検閲官長官をよく知っており公園にテントを張り食事に招待して酒に酔わせてゴーサインを出させるのだった。裸はいいが動いてはいけないという条件つきで。早速オーディションをするがいい人材が集まらないのでヴァンダムとメイン歌手のバーディ(ウィル・ヤング)は英国中を回って踊り子を探すのだった。自転車ですれ違いざまにバランスを崩して川に落ちてしまう女性を救うのだが、その女性があまりに美しいので早速スカウトする。彼女はモーリーン(ケリー・ライリーは本当に美しい)といい、ショーのメインになるのだった。そして10人のダンサーたちが集められるのだが、ヌードと聞いて尻込みしてしまう女性たち。だがどの女性も家が貧しく送金をしなければならないのだった。ショーに口出ししたがる夫人をヴァンダムは出入り禁止にする。(中国人や着ぐるみで劇場へ入ろうとする夫人が面白い)イギリス初のヌードレビューは大人気となるのだった。そして第二次大戦が勃発し戦地へ赴く若い兵士たちで、ウィンドミル劇場の前の通りはいっぱいになる。この劇場はドイツ機の空爆の最中にも興行されるのだった。
この映画は実話を元に製作された。支配人ヴァンダムの自伝を元に「ベント」や「永遠のマリア・カラス」の脚本家マーティン・シャーマンがジュディ・デンチのために執筆した。ジュディ・デンチは1934年生まれの74歳。この破天荒でちょっぴり焼もちをやいたりする可愛らしい老女を魅力的に演じている。

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