夏目小太郎の映画批評
夏目小太郎が独断と偏見で映画批評
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2008/05/14 Wed  21:03:38» E d i t
フランシスコの2人の息子フランシスコの2人の息子
(2007/10/05)
アンジェロ・アントーニオ.ジラ・パエス.マルシオ・キエリンギ.チアゴ・メンドンサ.パロマ・ドアルテ.ダブリオ・モレイラ.マルコス・エンヒケ.ヴァゴル・リマ.ジョゼー・ドゥモン

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素晴らしい作品である。ブラジルの辺鄙な村シチオ・ノーヴァに住むフランシスコ(アンジェロ・アントニオ)と妻エレーナ(ジラ・パエス)は貧しい小作人夫婦だった。農作業とやっとひいたラジオを聴く毎日。子供も次々と出来て貧しいながらも楽しい我が家だったのだが、フランシスコは息子たちを自分のような小作人にはしたくなかった。それで長男ミロズマル(ダブリオ・モレイラはオーディションで選ばれた子供だが歌もうまく素人とは思えない上手な子役である)にハーモニカを与える。ハーモニカをマスターしたミロズマルを見てフランシスコは地代も滞納しているのに、穀物やチーズ、子豚や父親の形見の拳銃まで手放してアコーディオンとギターを手に入れるのだった。そしてミロズマルにアコーディオンを次男のエミヴァル(マルコス・エンヒケ)にはギターを渡して兄弟ディオを誕生させるのだった。それを見た村人たちは<フランシスコは頭がいかれている>と噂しあうのだった。妻の父親はその噂を聞きつけて地代を払わない娘夫婦を追い出してしまう。一家9人は仕方なく町へ出るのだが、借りた家は雨漏りのするあばら屋だった。ところが父のフランシスコは「電気があるぞ!」といい点滅させては家族を笑わせるのだった。フランシスコは工事現場で働くが食料品店のツケもきかなくなり、一家はいよいよ困窮するのだった。台所の隅で泣く母親を見てミロズマルは弟のエミヴァルを連れてバスターミナルへ行くのだった。歌おうとすると店主が商売の邪魔だといい追い払われる。2人は所在なさげにターミナルのベンチにすわっていると(降り続く雨に土砂崩れがおきて路線バスが出発せず足止めをくらっている客たちであふれている)一人の男がミロズマルに「アコーディオンを弾いてくれ!」と言う。2人は「僕が家を出る日」という歌を歌うのだった。2人の少年の歌に聞き入る聴衆。男が札を空き缶に入れてくれたのを機に次々とお金を入れてくれる人々。うれしそうに顔を見合す兄弟だった。
この話はブラジルの人気兄弟デュオ、ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノの成功するまでの遠い道のりを描いた実話である。ラストはオリンピア劇場での2人のコンサートが映し出されるが涙でしっかり見ることが出来なくなるであろう!

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

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