夏目小太郎の映画批評
夏目小太郎が独断と偏見で映画批評
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2008/03/23 Sun  08:17:18» E d i t
 » キンキーブーツ(80点) 
キンキーブーツキンキーブーツ
(2007/02/23)
ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー 他

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 長い不況にあえぐUKからまたまた実話に基づく企業再生の映画が出来上がった。実在する紳士靴メーカー「W.J.Brookes Ltd」が倒産の危機から立ち上がった様子をフィクションもまじえて描いた。チャーリー・プライス(ジョエル・エドガートン)は紳士靴メーカー「ジョエル社」の跡取りだったが、家業を嫌いロンドン移住をしておりニックという婚約者もいるのだったが、突然の父の訃報にノーサンプトンに戻るも、父の会社が火の車だということが判明する。従業員を抱えて倒産させるわけにもいかずチャーリーは日夜、問屋廻りに奔走するがどこもまともに取り合ってくれないのだった。自棄酒を飲んで街を歩いているところに、一人の美女が不良にからまれておりチャーリーは酔った勢いで美女を助けようとするが反対にその美女に助けられるハメになるのだった。美女はローラ(キウェテル・イジョフォー)といい何とドラッグクィーンだったのである。ローラが足にあわないヒールをはいているのを見たチャーリーは靴を作ってあげると約束するのだった。会社に戻るも赤字経営はいっこうに良くならない。仕方なく従業員の首を切ることに。従業員のローレンは解雇間際に「先代は乗馬靴や登山靴に力を入れて倒産を免れたのにあなたはなぜそういう努力をしないの?」と捨て台詞を言って辞めていった。
ローレンの言葉にチャーリーはローレンの所へ押しかけてこれから一緒にロンドンへ行こうという。そこはロンドンのSOHO地区、ドラッグクィーンのローラが夜な夜なショーを見せている店だった。高いヒールにひざ上まであるセクシーブーツをはいたローラは飛び切りステキだった。二人はこのセクシーブーツ(女王様ブーツ、変態ブーツという意味の)キンキーブーツの需要がロンドンなら十分にあると判断するのだった。そしてローラをデザイナーとして雇用することにしたのだ。目標は一ヵ月後に開かれるイタリア・ミラノの見本市に出品すること。ローラは早速ロンドンからノーサンプトンの片田舎へやってくる。従業員の中にはゲイやオカマに対して偏見を持つものもいて、ローラは泣かされる。
 この映画は二人の男(一人は女?)の父親越えの話なのである。男子ならいつかは父を越えなくてはならない日がやってくる。何かと共通点の多いチャーリーとローラ(本名はサイモン)は反発しあいながらも友情をはぐくんでいくのだった。困難な状況に何度もぶつかるが、何とかミラノ行きは実現する。ローラはミラノのショーにドラッグクィーンの扮装で出場しようとするのだった。そして結果は・・・。
「フルモンティ」も町おこしのために男たちがヌードダンスショーを行うという実話ものだったが、今回もそういった話である。だが、「キンキーブーツ」はもっと深く掘り下げたものになっており秀逸だ。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

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