夏目小太郎の映画批評
夏目小太郎が独断と偏見で映画批評
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2008/05/05 Mon  09:19:14» E d i t
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディションウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディション
(2006/08/11)
ピーター・サリス、ヘレナ・ボナム=カーター 他

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NHKで「ひつじのショーン」を放映しているので、このクレイアニメを知っている人は多いだろう。1958年英国ランカシャー、プレストンで誕生したニック・パークは13歳の時には屋根裏部屋で8ミリカメラでアニメ制作に熱中する少年だった。19歳で撮影した短編アニメがBBCで取り上げられたこともある。1980年シェーフィールド工芸学校でコミュニケーション・アーツ学位を取得したニックは国立映画テレビ学校に通い、ウォレス(ニックの発明好きの父親がモデル)と犬のグルミットを使った「チーズ・ホリデー」という短編クレイアニメ撮影し始めるのだが友人の手を借りても遅々として進まなかった。それでアニメ会社アードマンに連絡をとり協力してもらうのだった。それ以後ニックはアードマンに在籍することになるのだが、ウォレス&グルミットのファンだったドリームワークス社が提携を持ちかける。そしてこの初の長編クレイアニメ「野菜畑で大ピンチ」を完成させたのだ。それでも5年間かかっているのだ。1人のアニメーターが一週間かかってもやっと5秒間のシーンしか撮影できないので、250人の撮影クルーを用意して、30セット、30人のアニメーターを使ってようやく完成させた。撮影には18ヶ月かかったという。本作は「ハウルの動く城」を押さえてアカデミー賞を受賞した。
町の名士レディ・トッテントン(彼女のドレスやヘアの個性的なこと!)が主催する<巨大野菜コンテスト>が近づいており町はその準備で大騒ぎ。住人はみな巨大野菜を育てていたが、その野菜を狙ってウサギが大発生。ウォレスとグルミットは<アンチペスト社>(害獣駆除)を作り、日夜駆除にあたっていた。トッテントンの屋敷にも大量のウサギが大発生して、困ったトッテントンはウォレスに駆除を依頼する。早速うさぎ吸引マシーンを持ち込んで、地下にもぐるウサギたちを掃除機よろしく吸い込む。そこにトッテントンの資産目当てに結婚しようとしている狩人のヴィクターと飼い犬フィリップがやってくる。(このウサギたちのかわいらしいこと)心優しいウォレスはウサギを殺そうとはせず<ココロ・コントローラー>で野菜嫌いの自分の脳とウサギたちをつないで野菜嫌いにしようとするのだが失敗する。翌日から町を大ウサギの化け物が襲い大切な巨大野菜を食い荒らすのだった。ウォレスとグルミットのアンチペスト社は住民の非難にあうのだが、帰宅したグルミットは重大なことに気づくのだった。ラストのフィリップとグルミットの空中戦はインディジョーンズを思わせるスリルの連続だ。細かな箇所にも手を抜かず素晴らしい作品となっている。

テーマ:アニメ - ジャンル:映画

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