2002年に「しあわせな孤独」、2004年の「ある愛の風景」ではサンダンス観客賞を受賞、2006年には「アフター・ウェディング」でアカデミー外国語賞ノミネートと快挙を成し遂げている1960年生まれのデンマークの女流監督スサンネ・ビアの2008年度作にしてアメリカ・デビュー作でもある。評価の高い作品であったので早速観て見たのだが・・・。「善を受け入れろ!」などというメッセージはうざい!アメリカはなんて幼い精神性を持った土壌なのだろうと改めて思ってしまう。そりゃ、日本のマンガに影響受けるわな〜と納得!オードリー(ハル・ベリーは上手なのか下手なのか判別のつきにくい女優)は夫ブライアン(デヴィッド・ドゥカヴニー)と2人の子供に恵まれて、高級住宅街の一軒家に暮らしていた。だが善人であるブライアンは子供のアイスクリームを買いに出かけて、夫婦喧嘩に遭遇!妻に暴力を振るう夫を制止して救急車を呼んでいる間に夫に射殺されてしまう。(その後、夫も自殺)オードリーは葬儀にブライアンの親友だったジェリー(ベニチオ・デル・トロの名演技で持っているような映画でもある)を呼ぶ。ジェリーは以前は敏腕弁護士だったが、麻薬中毒になってしまい最低の生活を送っていた。周囲がジェリーを見捨てる中でブライアンはジェリーの誕生日などの時には、必ずジェリーの安アパートに会いに行っていたのである。そんなジェリーを嫌っていたオードリーだったが、葬儀の日、子供たちとすぐ仲良くなったりブライアンのことをよく知っているジェリーに好感を持つようになる。悲しみから立ち直れず、子供にまで当たってしまうオードリーはジェリーに家の敷地内の空家に住んでくれないかと申し出るのだった。隣人で不動産業を営むハワード(ジョン・キャロル=リンチ)が家具を持ってきてくれたり、ジェリーを毎朝のジョギングに誘ったりする。(ハワードはブライアンと毎日ジョギングをしていたのだ)子供たちもジェリーにすっかりなつき、ジェリーの症状もよくなっているように見えたのだが、ジェリーは麻薬を断つ会にも欠席して行方をくらます。そのことを会のケリー(アリソン・ローマン)から聞いたオードリーはジェリーを探し出してきて、弟のニール(オマー・ベンソン・ミラー)に見張らせる。禁断症状から抜け出したジェリーは自ら厚生施設病院に入院するのだった。善をほどこし、善を受け入れろ!といったテーマなのだろうが底が浅い。デル・トロが出ていなかったら見ていない!