デパートに勤める椿山課長はバーゲンセールの日に脳溢血で急死してしまう。4日後、中陰役所(天国への中継所)で目覚めた椿山(西田敏行)はナビゲーターのマヤ(和久井映見)から初七日の間は現世に戻れるというの聞いて悩む。住宅の25年ローンがまだ21年も残っており老いて痴呆症の父昭三(桂小金治)を老人ホームに預けている。その上息子の陽介(須賀健太)はまだ幼いのだった。
現世に戻れることを許されたのは72人中たったの3人。椿山は<重大な事実を知る>ために、ヤクザの親分武田(綿引勝彦)は(無益な死人が出ることをとめるため>に、少年祐一は<本当の親に会うため>に特別に3日間だけ現世に戻ることを許可されたのだった。
椿山課長が現世で目覚めると、そこはホテルの一室でなんと!超美人の和山椿(伊東美咲)になっていたのだ。そして祐一は少女蓮子(志田未来)になっていた。時間のない2人はとりあえず祐一の家へ行ってみるのだった。祐一は実の親ではない両親に疎外感を抱いていたのだが、育ての親に愛されていたことを知る。椿山課長は老人ホームの父親の所へ行ってみる。父は呆けてはおらず、孫の陽介と密かにメールで連絡をとりあっていた。ネットに詳しい父親に祐一が育った施設を調べてもらうことにして、2人は椿山の家へいってみる。なんとそこには椿山の部下嶋田(沢村一樹)が夫のように妻由紀子(渡辺典子)に付き添っていてショックを受ける椿山だった。だが椿山が若い美人の姿なので妻にどういう関係だったのか?と反対に怪しまれる始末。一方ヤクザの親分武田はイケメン美容師(成宮寛貴)になっており早速、舎弟と可愛がっていた市川大介(國村隼)のところへ行く。
死んだ人間が生きているときには知りえなかったことを知ることになるのだったが、それは時に残酷でもあり、気づかなかった愛情であったりして一長一短だが、そこは原作浅田次郎であるから美しいものになっているのだ。どこをどうやったら西田敏行が伊東美咲になるのか理解に苦しむのだが、それはそれで面白い。