タイトルがちょっとおかしいのだが原題は「ホワイトパレス」である。(ハンバーガー店の名前)数年前、主婦の風吹ジュン(こっちは弁当屋のパートだった)と年下でハンサムでやり手社員の高橋克典が年の差や境遇の差を乗り越えて愛し合うというドラマをやっていて真っ先にこの映画を思い出したものだが、こっちはスーザン・サランドンが演じておりちょっとビックリする。ハリウッドきっての知的女優でティム・ロビンスのベストパートナーでもある人が無教養なおばさんを演じているだから驚く。製作はシドニー・ポラック、監督はルイス・マンドーキ。エリート広告マンのマックス(ジェームス・スペイダー)はセントルイスの高級住宅街に住むヤッピー。妻を亡くしてからは無気力な日々を送っていた。ある日友人の婚前パーティのために<ホワイトパレス>というハンバーガー店に寄ってハンバーガーを買ったのだが数が足りない。文句を言うと中年の女店員ノラ(スーザン・サランドン)のむかつく態度にイライラさせられるのだった。何かと面白くないマックスは帰りにバーに寄る。するとあの中年女がいるではないか!マックスは嫌味のひとつも言ってやろうと近づく。だが2人は酔った勢いでさまざまの事を話し始めるのだった。ノラも又息子を亡くしたのだという。ベロンベロンになった2人はノラのアパートにいくのだが、その部屋は吸殻やゴミなどが散らかっておりひどい有様だった。ソファで眠りこけてしまったマックスは半ば犯されるような形でノラとSEXしてしまう。だがマックスにとってノラとのSEXは今までにない快感をもたらしてくれるものだった。マックスは27歳だったが43歳のノラに深く耽溺してしまう。環境も育ちも違う2人は互いに激しく惹かれあい、会わずにはいられない。だがノラはマックスに負い目を感じ、マックスはノラを友人に見せるのが恥ずかしいのだった。(このあたりのノラの気持ちは悲しい)だが、ノラと会うたびにマックスは自分らしさを取り戻していくのだった。かってのマックスには教師になるという夢があったのだ。ところがいつの間にか虚飾の暮らしに慣れ親しんでしまっていたことにきづく。だがある日感謝祭のパーティで2人は大喧嘩をしてしまう。悲しむノラ。だがマックスはノラの存在の大きさに気づき、人生をやり直そうと決意していた。平安時代の話だがこのように年上の女房を持つ貴公子がいて周囲はクビをかしげたそうだが、よほど相性がよかったのか多妻の時代に男は他の女を作らなかったというのだから、夫婦というものは他人がどうこういうものではないのだろう