かのミシェル・ヨーも共演したいとラブコールしマレーシアでは彼に勲章を与えるかどうかで騒ぎになっているというキング・カーンことシャー・ルク・カーンを一度見てみたいと思っていたのだが、ありました!韓流映画ばかり腐るほど並ぶ棚に一本だけ!年間1000本は撮られるというインド映画の中でも今や飛ぶ鳥を落とす勢いのあるキング・カーン。最初このあまりルックスの良くない男が?と思ったのだが、アクションのキレの良さといい、二役をこなす演技力といい、段々この人に引き込まれてゆく。中盤ガネーシャの祭りで歌い踊るカーンを見る頃にはかなり好きになっていた。インド俳優恐るべし!アルジュン・ラームバールというハンサムさんも出演しているのに、カーンの前では何だか影が薄くなるのだ。(そういえばラジニカーンの時もこんなことを言っていたような気がする)カーンはデリー大学出身だが、成績優秀でスポーツ万能だったという。(体の故障がなかったらスポーツ選手になっていたというほど運動神経抜群!だそうである。)それはアクションやダンスシーンを見ればわかる。監督はファルハーン・アクタル。マレーシアの国際犯罪組織のドン(シャー・ルク・カーン)はパリに現れて組織の男を殺害する。組織を辞めようとしていた手下ラメーシュを始末したドン。ラメーシュの婚約者カーミニー(ぽっちゃり系美人さん!セクシーダンスを披露する)は警察と組んでドンの逮捕に力を貸そうとするが反対に殺害されてしまう。インドでの取引に現れたドンを追い詰めるデシルバ警部(バーマン・イラーニー)とマリク部長(オーム・ブリー)。ドンを追跡して瀕死の重傷を負わせる。(この場面のカーチェイスも結構がんばっている)デシルバ警部は重傷のドンの身代わりに彼にそっくりのヴィジャイ(カーンの二役)をドンに仕立てようとする。心やさしいヴィジャイは自分をおじさんと慕う孤児のディープーをちゃんと学校に行かせてやると約束する警部を信じてドンになることを承諾するのだった。だがラメーシュの妹ローマ(ブリヤンカー・チョーブラは2000年のミス・ワールドに輝いた美人さん!彼女のアクションとダンスもたっぷり見られる)がドンの組織に入り込んでおり、兄とカーミニーの仇を討つ機会を狙っていた。話は遡り、金庫管理システムの仕事をしているジャスジート(アルジュン・ラームバールはちょっと暗めの美男男優)は妻と子供を人質にとられて、自身も狭い箱の中に閉じ込められて金庫のダイヤを持って来い!と脅迫される。だが忍び込んだところをデシルバ警部に逮捕されて妻は殺害され息子は行方不明になってしまい自身も足に怪我を負い杖をつく体になるのだった。ジャスジートは息子の行方を捜しており、犯人を探し出そうとしていた。一方ドンとして組織に戻ったヴィジャイは警部と連絡を取り、組織の一切の記録が記されているディスクを探していたのだが・・・・。ガネーシャの祭りなどエキストラをふんだんに使い見ごたえのある場面を作っている。所々に歌とダンスシーンがあり168分を退屈しないようにしている。美人もわんさ!と出てきて目の保養にもなり、ロケーションも最高にいい!ラストではドンデン返しがあり眼が離せない。