監督・武術指導はチン・シウトン、特技指導にツイ・ハーク、主演にチャン・イーモウともうこれは滅多に見られない作品!コン・リーが三役をしており、時代は2000年に及んで描かれる。秦の始皇帝の時代、下級官吏のモン・ティエンファン(チャン・イーモウ)は始皇帝墳墓の建築監督をしていたが、始皇帝(ラク・セクミン)が鹿狩りをしていた時、刺客に襲われたのを助けたティエンファンは宮廷護衛将軍に抜擢される。始皇帝は不老不死の妙薬を探し出すために占い師の徐福を蓬莱まで行かせていた。ティエンファンは始皇帝の信頼厚く、500人の処女たちの管理も任されるのだった。その乙女たちの一人トン・アル(コン・リー)を好きになったティエンファン。貧しい村出身のトン・アルと恋仲になるのにそう時間はかからなかった。しかし処女でなくなったトン・アルに始皇帝は死刑を申し付ける。ティエンファンも又トン・アルのいない人生など考えられないので、自ら墳墓の守護となることを望む。火刑にされるトン・アルは徐福から不老不死の妙薬をもらい最後に口移しにティエンファンの口にその妙薬を含ませるのだった。ティエンファンは兵馬俑の守護の一人となり埋められる。それから2000年近くの時が流れて1930年代。トン・アルの生まれ変わりチュー・リーリー(コン・リー)は売れない女優。リーリーはスター俳優のユー・ロングアンにくっついていたが、ロングアンは始皇帝の墳墓を盗掘しようとしている盗賊団のボスだった。そのことを知ってしまったリーリーはロングアンの自家用機に乗せられて、ロングアンは脱出し、自家用機はリーリーを乗せたまま砂漠に墜落してしまう。墜落場所が丁度、始皇帝の墳墓でテラコッタとなっていたティエンファンは2000年の眠りから覚めるのだった。リーリーも又奇跡的に命を取り留める。再び出会う2人。だがリーリーには生まれ変わりだという自覚はない。リーリーはティエンファンの深い愛に気づくが、ロングアンの撃った弾に当たって死んでしまう。そして半世紀。兵馬俑で働くティエンファンは日本人女学生の一団に目をとめる。山口靖子(コン・リーが着物で登場)は旅行で兵馬俑を訪れていたのだった。靖子を見て微笑むティエンファンの姿があった。えらくロマンティックな作品!チャン・イーモウが落ち葉の舞い散る庭で剣舞をする様や、臭いセリフの数々、火刑になるコン・リーが振り返る場面など後の映画でパロディ化された。妙に印象に残っている作品である。