実話をスティーヴン・ソダーバーグが映画化。エリン・ブロコヴィッチに扮したジュリア・ロバーツがアカデミー主演女優賞を受賞した。エリン・ブロコビッチは1960年に生まれた。カンザス州立大学を卒業したもののお金が欲しくて美人コンテストに出場。1981年にはミス・パシフィック・オーシャンに選ばれた。翌年カリフォルニアに渡ったエリンは結婚、離婚を繰り返す。1993年に全く法律を勉強したことのないエリンは有害物質垂れ流しの大企業PG&E社を相手どって訴訟を起こし3億ドルの和解金を払わせた。本作はエリンがいかにして訴訟にこぎつけ勝訴したか!その経緯を映画化している。エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は3人の子持ちのシングルマザー。ミス・ウィチタになったこともある美人のエリンだったが私生活は散々な目にあい2度の離婚をしていた。今日も会社の採用面接に行った帰りに追突事故に巻き込まれてしまい、ムチ打ちになってしまう。退職前の弁護士エドワード(アルバート・フィニー)に賠償金訴訟を起こしてもらうが敗訴。家賃も滞納して困窮したエリンはエドワードに敗訴した弁護士にも責任があると難癖をつけてエドワードのアシスタントに半ば強引になるのだが、不動産売却の書類を整理していて血液検査結果が添付されている不思議な書類に目を留める。エリンは大手企業PG&E社が工場の廃液を垂れ流していることに着目!独自に調査を始める。(撮影は実際にエリンが調査した廃液が流れている場所で敢行!エリンの鼻に腫れ物が出来たというほどの強烈な公害物質が流されていたという)3人の子供は隣家に引越してきたバイカー、ジョージ(アーロン・エッカート)に預ける。証拠固めをしたエリンはその地区の住民が広範囲にわたってガンや白血病に罹っていることに着目し、廃液と病気の因果関係を調査する。そして住民一人一人を説得して署名してもらい裁判の準備をするのだった。そして地道な努力の結果、エリンは600人以上の署名を集める。弁護士エドワードも又エリンの必死の調査に心が動き協力してくれる。彼にとっても人生最大の訴訟であったのでそれだけの覚悟が必要だった。そして裁判が始まり、エリンの強力な証拠資料のおかげもあり勝訴する。そして全米史上最高額の和解金となる3億3300万ドルを出させることが出来たのだった。重篤な病に冒されていた住民にもそれは満足のいく金額だったのである。エドワードの弁護士事務所は大幅に拡張され、エリンは彼から破格のボーナスをもらうのだった。アメリカンな話であるが、見ていて元気の出る作品である。実際のエリン・ブロコビッチは映画にウェイトレス役でカメオ出演している。(特典には彼女のインタビューも)中年女性だがなかなかの美人!エリンの近況だが2008年9月27日、アスベスト訴訟などを主に専門としている大手弁護士会社Weits&Luxenbergとコンサルタント契約をしており、アスベストが原因の肺がん患者に呼びかけるCM2本に出演しているという。