江國香織の小説「間宮兄弟」の映画化。間宮家の兄弟、兄の明信(佐々木蔵之介)と弟徹信(塚地武雅)は父を早くに亡くしてからというもの、いつも一緒にいるのだった。兄はビール工場の開発部に弟は小学校の用務員をしている。二人は同じマンションの一室に暮らし、お気に入りのプロ野球チームのスコアをつけ、映画のDVDを観て、クロスワードを解き、読書をするのだった。二人はいい年をしているが、女性と付き合ったことはなく、いつも二人で行動しているのだった。これではいけないと二人はカレー・パーティを開くことにする。小学校の女教師葛原依子(常盤貴子)と二人がよく行くDVDショップ屋の本間直美(沢尻エリカ)を招くのだった。葛原頼子は同僚の犬上先生と付き合っているのだったが、犬上は依子の家にばかり来て、ラブホテルへ行く訳でもなく自宅へ招こうともしないのだった。依子は自分が犬上にとって都合のいい女になっているのではないかと不安だったのだ。それで徹信の招きを受けるのだった。一方、本間直美は彼氏の浩太(佐藤隆太)が野球ばっかりやっていてあまり自分をかまってくれないことに不満をもっていたので、二人の招きを受ける。
明信は同僚の大垣(高島政信)が社内の安西美代子(岩崎ひろみ)と不倫をしており、妻のさおり(戸田菜穂)とは離婚しょうとしており巻き込まれる。そのさおりを観て一目ぼれしてしまう徹信。明信は直美のことが好きになりデートに誘うもあっさり断られるのだった。
女心がちっとも判らない兄弟はちっとも恋愛がうまくいかないのだった。悪い奴ではないし、どちらかと言えば善良な二人だ。定職にもついているし他の男たちのほうがずっと女にとっては有害なのに女たちはそっちを選ぶのだった。兄弟はまた二人で新幹線を観にゆく。「やっぱり、新幹線はいいなあ。」とか言いながら。まあこんな時代だからこれもアリ!と思わせる映画である。私のような年になると別に否定的には思わないのだ。結婚をして子供を作っているからといって成長しない人もたくさんいる。どんな人生であったとしても、他人に迷惑をかけず、自立して生きていればそれだけで立派だと思うのだが・・・。