スコットランド版<忠犬ハチ公>の実話を「ダブリン上等!」などのジョン・ヘンダーソン監督が映画化した。イギリスの名だたる俳優が勢ぞろいしている。1858年エディンバラ。警察官ジョン・グレイ(トーマス・ロックヤー)はスコッチテリアのボビーという犬を飼っていた。ボビーはジョンの仕事を手伝う賢い犬だった。母子家庭の少年ユアン(オリバー・ゴールディング)も又ボビーが大好き!ジョン・グレイは妻モーリーン(ジーナ・マッキー)と共にユアン少年を可愛がっており、ジョンは偉人伝をユアンにやるのだった。だがジョンは病気で急死してしまう。ジョンはグレイフライヤー教会の墓地に埋葬されるが、ボビーはジョンの墓地の上にいて動かないのだった。犬は立ち入り禁止!墓地管理人のジェームス(ジェームス・コスモ)は何度も追い出すが、ボビーは穴を掘って忍び込む。リー牧師(グレッグ・ワイズ)はユアンから訳を聞き、主人の側から片時も離れようとしないボビーに感心する。ボビーは町の評判となるが、紡績工場を経営するスミシーは面白くない。リー牧師が貧乏人から搾取するスミシーに過酷な労働状況を改善するように再三勧告していたからだった。ジョンの妻モーリーンはボビーを連れてダンバーへ引っ越すが、ボビーはダンバーから50キロ離れたグレイフライヤーの墓地に戻ってくるのだった。ボビーの名と人気は高まるばかり!そんな最中、ユアンの老朽化した家が崩壊し母が亡くなってしまう。(スミシーは母と寝る代わりにユアンが工場で働くことを許可したばかりだったのだ)孤児となったユアンはスミシーが母との約束を反故にしたので孤児院に送られる。そこで多くの書物を読むのだが、ボビーのお陰で劣悪な環境の孤児院から出られることになるのだった。スミシーらはボビーを登録犬制度に違反しているとして、抹殺をはかるのだがユアンの機転によりチェンバース市長(クリストファー・リー)が飼い主だと主張してくれるのだった。そしてボビーは名誉市民として表彰され自由を手にする。ボビーはその後もジョンの墓から離れなかったという。14年の生涯を主人と共に過ごしたのだ。ユアンも又市長の出版社に見習いとして就職できたのである。犬好きの人には楽しめる映画だと思う。