1901年にピッツバーグで実際に起こった話を基に「オスカー&ルシンダ」のジリアン・アームストロング監督が映画化。メル・ギブソンがとても若い。ケイト・ソッフル(ダイアン・キートン)は3ヶ月の闘病生活の後に自宅に戻る。夫はアレゲニー刑務所所長をしていおり、2人の間には20歳の娘を頭に4人の子供がいた。夫ピーター(エドワード・ハーモン)とは16歳で結婚し、信心深いケイトはさして不満もなく暮らしてきた。刑務所の隣に住居があり、ケイトは週に2回囚人たちに聖書を読んで聞かせることを習慣としていた。ある日、ケイトは囚人たちと看守の小競り合いに巻き込まれる。その囚人の一人が怪我をしておりケイトはハンカチを差し出すのだった。運命の出会いだった。その男エド・ヴィドル(メル・ギブソン)は弟ジャック(マシュー・モディン)と強盗殺人の罪で服役していたのだ。ところが殺人を犯した仲間は逃走しており2人は殺人には関与していなかったと主張していたのだ。ケイトが次の週に訪問したときエドは自作の詩をケイトにプレゼントする。男性から詩などプレゼントされたことのないケイトの心はざわめく。当初、聖書に否定的だったエドだが、ケイトの訪問日を心待ちにするようになるのだった。ケイトもまたエド兄弟の無実を再審してもらうために知事に手紙を書く。そのことを知った夫ピーターは激しくケイトを責めるのだった。だが再審要求は通らず、兄弟の処刑日が翌日となった夜、刑務所で火災が発生。助けて欲しいと懇願するエドとジャックの脱獄に手を貸してしまうケイトだった。3人はカナダ国境へと逃亡するが、マクガバン刑事ひきいる騎馬警察に行く手を阻まれる。ケイトは「夫の元には戻れない。生きてつかまりたくない!」とエドに言う。エドはケイトに銃口を向けるのだった。兄弟は銃殺される。だがケイトは死ななかったのだ。退院したケイトは刑務所の監房に移される。面会に来たメイドのマギーが花束とエドの詩をしたためた手紙を渡すのだった。哀しい話である。敬虔なクリスチャンで良き妻、良き母であった女性がなぜこんな暴挙に出たのか・・・・。女は謎である。