週間少年チャンピオンに連載中のバキ・シリーズは現在連載中の「範馬刃牙」を含め「グラップラー刃牙」「バキ」他にもスピンオフ作品があるが、アニメ化されたのは「グラップラー刃牙」である。徳川光成が東京ドームの地下に作ったVIPしか観戦できない格闘技場に13歳のバキがデビュー戦を飾る<地下闘技場編>とバキの父、範馬勇次郎と母、朱沢珠江の出会いと勇次郎が母を殺害するなどを描いた<幼年編>と実在する格闘家をモデルにした登場人物がトーナメントを行う<最大トーナメント編>からなるシリーズをアニメ化した。どの登場人物も魅力的だが、一番人気の花山薫(実在したヤクザで安藤組の大幹部だった花形敬がモデル。力道山の刺殺事件にも関係していたといわれているが、花形自身も又33歳で刺殺されている。)や本部以蔵(骨法の堀辺正史がモデル。彼は一子相伝とされる骨法をプロレスラーの猪木や藤波、サンダーライガーに伝授したとして有名)や渋川剛気(塩田剛三がモデル。155センチ、45キロという小さな体だが不世出の天才と呼ばれた。ケネディのボディガードらと手合わせをして、ことも無く大柄なボディガードらを打ち負かした。その模様は録画されているので見られる。)、ジャイアント馬場をモデルにしたマウント斗馬や猪木をモデルにした猪狩完至。他にも勇利アルバチャコフやヒクソン・グレイシー、ピーター・アーツやカール・ゴッチ、空手家の加藤清尚や八巻健志など快挙にいとまがなく、いちいち紹介していたのでは紙面が足りない。元自衛官という異色の漫画家、板垣恵介の他に類を見ない筆力にただただ感嘆するばかりである。個人的には最凶死刑囚編が好きなのだが、ただ今連載中の「範馬刃牙」もなかなか面白い。原人ピクルが烈海王の足を食べた超展開に驚いた!格闘技の好きな人にははずせないアニメである。