プロブボウラーにしてバイクレーサー、絵画や音楽も創作するマルチな才能の持ち主ヴィンセント・ギャロの代表作「バッファロー66」はカルト的人気を誇る作品でもある。イタリア系アメリカ人として生まれたギャロは16歳で家出をしてNYやヨーロッパを放浪したという。幼少時代のトラウマから精神を病んだこともあるというギャロの自伝的作品と本人は言っているが、どこまで本当なのかは定かではない。バッファローに1966年に生まれたから「バッファロー66」なのだと平気で嘘をつくのだから。(本当は1962年生まれの46歳)最近では自分の作品を酷評した批評家に呪いをかけたり、自分の精子を100万ドルで売却しようとしたり奇行ばかりが話題になっているが、コッポラ監督の映画「Tetro」に出演しており2009年に公開される予定だ。(他にハビエル・バルダムやマリベル・ベルドゥなども出演しており期待感が高まるのだが)本作も又、豪華な俳優陣の出演で驚くのだが中でもヒロイン、クリスティーナ・リッチのキュートさが半端ではない!!現在では痩せてしまい、あの太い象さんのような足や素晴らしい胸の谷間が見られないので本当にクリスティーナ好きにはたまらない!お宝作品である。(こんなマシュマロのように柔らかそうな彼女は男性にとっての女神以外の何者でもなく、本当にギャロの審美眼には恐れ入る)挿入曲にギャロの大好きなイエスの楽曲が2曲も入っており往年のファンは涙が出るのだ。5年の刑期を終えて出所してきたビリー・ブラウン(ビンセント・ギャロ)は雪が積もってあまりに寒いのでダンス教室の裏のトイレに入ろうとするが、まず両親に電話をしょうと25セントを探すが持ち合わせがなく、ダンス教室に来ていた行きずりの女の子レイラ(クリスティーナ・リッチ)に借りる。両親には刑務所に入っていたことが内緒になっていたのだが、嘘ばかりつくビリーはどういう話の流れか、嫁を連れていくことになる。童貞のビリーは幼稚園の頃からずっと片思いだったウェンディ・バルサム(ロザンナ・アークウェット)がいたのだが、トイレから出てきたさっきの女の子レイラを誘拐して彼女の車で両親の家に行こうとするビリー。<俺を尊敬し心から愛してくれる女房を演じろ!>と無理な注文をつけるが、レイラは素直に聞くのだった。(大好きなウィンディの名前を名乗らせる)母親のジャン(アンジェリカ・ヒューストン)と父親のジミー(ベン・ギャザラ)に迎えられる2人。(だがこの両親が酷い!ビリーの写真は一枚もなく、母親はビリーを出産したからスーパーボールが見れなかったと愚痴を言う。その上ビリーの嫌いなものばかりをテーブルに並べる無神経さだ)どう見ても犯罪者にしか見えないヴィンセント・ギャロだが、両親の愛も女性の愛も知らず、傷つきやすく子供のように癇癪もちかと思えば、レイラとお風呂に入るときもベッドで寝る時も、恥ずかしそうにしており子供のようにレイラの胸に顔を埋めて眠るので、レイラでなくても母性本能をくすぐられるだろう。悲劇的結末を迎えるロード・ムービーかと思ったらそうでもなく、カメラワークも思い切り被写体をはずしたりして不思議な画面を作っている。クリエーター志望の人には受ける作品なのではないだろうか?他にスーパーボールの賭け元にミッキー・ロークが、ボウリング場のマネージャーにジャン・マイケル・ビンセントが出演している。ボウリングのシーンではプロ並みの腕を披露してくれるのだ。小太郎が泣けるのはリッチがキング・クリムゾンの「ムーン・チャイルド」って名曲でタップダンスを踊るシーンだ!!