1969年8月15日から3日間、NY郊外のベセルの丘で開催された音楽の祭典のドキュメンタリー映画である。当時24歳の大富豪御曹司ジョン・ロバーツが私財10億円を投じて行ったロック・フェスティバルは反戦運動の最中でもあり愛と平和を歌う歴史に残る祭典となった。このような祭典に土地を貸してくれる人もなく、ようやくベセルの丘を含む大農場を営むマックス・ヤスガが土地を提供してくれたという。予想をはるかに上回る51万人の人が集まり、当初は入場料をとっていたのだが実質上、半数以上の人は無料で参加した。あまりの人出に死者3人、病人5000人、出産2人という混乱を生じたが大雨が降りぬかるみでドロドロになっても若者たちは遊び興じた。監督はマイケル・ウォドレー、助監督にマーティン・スコセッシも参加していた。およそ30組のミュージシャンがヘリコプターで搬送されて会場入りをしたという。中坊だった小太郎は後に写真集を近くの本屋に予約したのだが、中を見た店主がビックリして(裸になった男女が泥んこになったりキスをしたりしている写真に)これはエロ本ではないか?と母に見せた。戦前生まれのお堅い母は仰天し父に見せたが父は「これは芸術だ!」と一言!無事に小太郎の手元に届いたが母から散々お灸を据えられたという思い出がある。(小太郎はそんなヤバイ本なら近くの本屋に予約いれませんって!)英米の名だたるミュージシャンが参加したこの祭典!今ではこんな贅沢な顔ぶれは揃わないだろう。サンタナ、ジョー・コッカー、ジミー・ヘンドリックス、テン・イヤーズ・アフター、小太郎の大好きなジャニス・ジョップリン、ザ・フー、クリーデンス・クリアウォター・リバイバル(C・C・R)、クロスビー・スティル・ナッシュ&ヤング(C・S・N&Y)、グレイトフル・デッド、ザ・バンド、ジェファーソン・エアプレインなど(もうこの辺で省略)当時一流のミュージシャンばかりだ。ウッド・ストックはその後も続けられたが、この3日間は特別であった。