フィリップ・k・ディックの傑作をS・スピルバーグが映画化。原作を読んだトム・クルーズがスピルバーグに本を送り、その内容に驚いた監督が映画化に乗り出した。本作ではスピルバーグの娘ジェシカ・キャプショーがエヴァンナという役柄でデビューしている。撮影監督は「プライベート・ライアン」以来のヤヌス・カミンスキー。2054年(2080年という説もある)、ワシントンD.Cの犯罪予防局は有能なチーフ、ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)指揮のもと犯罪予防に日々奮闘していた。このシステムはプリコグという3人の予知能力者の予知ビジョンにより、これから起こりうる犯罪を未然に防ぐというものである。今日もジョンは妻の浮気による妻殺しをしようとした男を逮捕することに成功する。このシステムに疑問をもつ司法省のダニー・ウィットワー(コリン・ファレルが身長180センチ以上あるので170センチないトムと並ぶとき、同じ身長に見えるよう工夫がしてあるという)が視察にやってくるが、ジョンはこのシステムに絶対の自信を持っていた。ところがシステムが36時間後の殺人を予告するのだが、加害者の名前があろうことか自分になっていることに驚くジョン。被害者の名前は聞いたこともないような名前の男だった。だがシステムは絶対である。ジョンは自分の無実を証明するために予防局を逃げ出す。未来都市を逃亡するジョン。(トヨタのレクサス2054年モデルが登場する)システムは100%確実なのか?ジョンはシステムの開発者アイリス・ハイネマン博士(ロイス・スミス)に逢いに行くのだが、博士の屋敷は毒を持った植物で守られていた。博士はプリコグの予知は完璧ではなくマイノリティ・リポート(少数意見)が出ることがあるという。博士はこのシステムに反対だったが、ラマー・バージェス(マックス・フォン・シドー)がゴリ押しをして実現させたというのだ。ラマーはジョンの親代わりのような存在でもあり、6年前に息子のショーンが誰かに連れ去られたときも、一緒になって犯罪を撲滅しようとした仲間でもあった。ジョンはこのシステムの実現化に奔走した。妻のララ(キャサリン・モリス)とは息子のこともあり別居中だというのに。博士の話によるとプリコグの中でもアガサ(サマンサ・モートン)は特別に予知する力が強いという。ジョンは重要な手がかりをつかむために、予防局へ潜入しなくてはならない。だがジョンは指名手配されており、どこにでもある瞳スキャンでジョンということが特定されて捕まってしまう恐れがあった。そこでジョンはモグリの眼科医エディ・ソロモン(ピーター・ストーメア)に眼球を変えてもらう手術を受ける。(この辺りは瞳スキャンを行うスパイダーなどが探索をするので面白い)カサや風船、男性モデルの看板などアイテムを巧みにつかい驚愕のラストへと加速する。スピルバーグは何を撮らしてもうまい!!