リチャード・マシスンの「吸血鬼(地球最後の男)」の三度目の映画化と聞いてあまり期待はしていなかったのだが、結構面白かった。監督が「コンスタンティン」のフランシス・ローレンスであきさせない映画となっているのだ。2009年アリス・クルピン博士(エマ・トンプソンはチラッとしか出てこない)ははしかウィルスからガン治療薬を開発する。10009人の患者に投与して全員が完治し、そのウィルスはKV(クルピン・ウィルス)と命名される。ところがそのウィルスを投与されたものから狂犬病のような症例が出てきて、見る見るうちに全世界60億人の人々が54億人も死に絶えてしまうのだった。そして生き残った者の内1200万人の免疫保持者がおり彼らはダーク・シーカーと呼ばれる。彼らは知性・理性を失った人間で紫外線に耐性がなく昼間は地下や屋内に潜んでいた。身体能力が格段に高い彼らは生き残った5億8800万人の人々を捕食して生きていた。2012年ニューヨークでただ1人生き残っている男ロバート・ネビル(ウィル・スミス)は愛犬のサムを連れて街中を走り回るシカを狩ったりセントラル・パークで栽培しているとうもろこしを収穫したりして生きていた。彼は元陸軍大佐で科学者でもあったのだ。3年前に妻子を亡くした彼はダークシーカーを元の人間に戻すための血清を発見するためにNYに残り研究を続けていたのだ。CGによる荒廃したニューヨークの街はリアルで見たこともない風景だが、そこで恐ろしいダークシーカーと闘い、研究のために捕獲したりするネビルのサバイバル術もまた見ていて面白い!ダークシーカーが従来のゾンビとかとは違っていてとても利口なのも恐怖を増幅させる。ネビルは毎日AMラジオで生き残った人々に発信し続けているのだった。ネビルは血清を発見することが出来るのだろうか?彼以外に生き残った人はいるのだろうか?ハラハラドキドキの展開に時間を忘れてしまう>