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さくらん(55点)


想像してた通りの映画であった。土屋アンナのビジュアルと椎名林檎のPVみたいなものを見たい人にはうってつけの映画だ。原作は安野モヨコのマンガ。音楽は椎名林檎、極彩色の中国映画のような原色使いをした美術は岩城南海子。「五番町夕霧楼」や「吉原炎上」のようなものを想像している人にはビックリするような映像であろう。若い人が作った映画という感じである。6,7歳くらいの少女が女衒お蘭(小泉今日子が花魁役をするにはトウが立っているってか)に連れられて玉菊屋へやってくる。遊女ばかりの世界に放り込まれた少女は逃げ出そうとするがあっさりつかまってしまうのだった。男衆の清次(安藤政信)から「九郎助稲荷の桜が咲けばきっとここを出られる」と言われるのだった。玉菊屋一の花魁、粧ひ(管野美穂)につくことになり様々なことを学ぶのだったが、破天荒な性格は治らない。だがその粧ひも大店に見受けされて苦界を出ることに。少女は成長し、きよ葉(土屋アンナ)として店に出ることとなる。お客に媚を売らない!金を積まれても気に入らない相手だとなびかない!きよ葉は人気者になってゆくのだった。玉菊屋一の花魁高尾の上客だった高野屋のご隠居(市川左團次)に気に入られて旦那になってもらう。あるお座敷で三松屋の若旦那、弥平(成宮寛貴)に出会い、互いに強く惹かれあう。弥平はきよ葉の間夫(旦那とは違う愛人)となるのだったが、きよ葉と対立する高尾(木村佳乃)や若菊(美波は「有閑倶楽部」ではとても良かったのだがこの役柄は難しかったみたいだ)の陰謀で別れてしまうことになるのだった。そんな高尾も自分の間夫で浮世絵師(永瀬正敏)に誤って殺されてしまうのだった。男に裏切られ失意のきよ葉は高尾が死んだことにより、位をあげて日暮という花魁になるのだった。そして日暮の前に現れたのは身分の高い武士、松本倉之助(椎名桔平)だった。日暮を気に入った倉之助は日暮を見受けして奥方にしたいというのだった。一方、清次のほうにも縁談が持ち上がるのだった。玉菊屋の夫婦(石橋蓮次&夏木マリはとても上手にこの役柄を演じている)には子供がないので、姪と清次を夫婦にさせて玉菊屋を継いで欲しいというのだ。やっと2人にも幸福がくると思えたのだが。土屋アンナは「下妻物語」ではとてもよかったのだが、こういう役はどうかと思う。声が低いし恋愛の表現が下手だ。だが安野モヨコなどのマンガを読んでいる世代には違和感なく見れるだろう。

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