あの天才アニメーターをバンバン輩出している<スタジオ4℃>のオムニバス7話のアニメである。今年10月に封切られる「Genius Party Beyond」には注目すべきアニメーターの作品5話が収められるという。今から中澤一登や田中達之、森本晃司らの作品が見れると思うと夜も眠れないのであるが、まずは記念すべき本作から・・・ということで。
♯1福島敦子・・・GENIUS PARTY
福島敦子はゲーム「迷宮物語」の作画監督や「ポポロクロイス」などのキャラクター・デザインをしている。そのホンワカした感じはよく出ている。女性らしくハートのチカチカする不思議な生物がでてくる。
♯2河森正治・・・上海大竜
「超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか」や「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」のメカデザインを担当している人。中国を舞台にちょっとオツムの弱い子供が侵略してくるエイリアンみたいな敵をチョークの力を使ってヒーローになりやっつけるというお話だ。
♯3木村真二・・・デスティック・フォー
「スチームボーイ」や「鉄コン筋クリート」の美術監督をしている人らしく独特の世界観だ。生きてはいない者達の子供たちが生き物のカエルを拾ってしまい、そのカエルを<いきものがかり>につかまえられる前にたつまきに逃がして異次元に送り込もうとする話。結構好き!
♯4福島庸治・・・ドアチャイム
これはドッペルゲンガー状態の高校生の話。自宅にも友人の家にも踏み切りでも自分を見つける。
♯5二村秀樹・・・LIMIT CYCLE
「パーフェクト・ブルー」の原画を描いている人。三上博史がナレーションをしている。
♯6湯浅政明・・・夢みるキカイ
「クレヨンしんちゃん」の奇怪な動きを編み出した天才アニメーター!やはり凄い!の一言に尽きる。このDVDもこの人の名前が載っていたから見たようなものなのだ。ストーリー性もあるし、動きや出てくるポヨンポヨンした生物がとても面白い。この人はピカソのような天才だろう!その世界は多分、人類が死に絶えたような世界なのだが、定期的に子供が生まれるキカイのようなものがあり主人公は赤ちゃんから養育してくれるもののいない世界で成長してゆく。大人になったこの子の姿が痛々しい。だが何とか生き延びたのだと思いホッとする。だが彼の姿を見ればいかに過酷だったかわかる。何だか切ない話だがラストには救いがあるのだ。何回も言わせてもらうが湯浅は天才だ!!
♯7渡辺信一郎・・・BABY BLUE
「サムライチャンプルー」の監督である。高校生の男女の切ない恋物語。この作品を紹介しているものが多かったが一番わかりやすいからだろう。