- 2008/04/16 王の男(60点)
![]() | 王の男 スタンダード・エディション (2007/04/18) イ・ジュンギ、カム・ウソン 他 商品詳細を見る |
もっと面白い話かと思ったが期待はずれだった。<それより奥は、見てはならない>というキャッチコピーだが奥などない!この燕山君(ヨンサンクン)という王はかなりの馬鹿に描かれている。もっと残酷で怜悧な暴君かと思ったのだがガッカリだ。妓生ノクスも傾城の美女とは言い難い。
チャンセン(カム・ウソン)とコンギル(イ・ジュンギは1982年生まれの美青年だ)は旅芸人一座におり綱渡りを取り入れた芝居をしていたが、美しいコンギルは地元有力者の夜の伽の相手をさせらそうになる。チャンセンはコンギルを連れて逃げ出そうとするが、つかまりそうになりコンギルは誤って相手を鎌で殺害してしまう。2人はそのまま都、漢陽へ出て芝居を始めるのだった。3人の仲間も加わりチャンセンはヨンサングン王(チョン・ジニョン)が下賎の出のノスクという女に入れあげて、富を浪費し遊興にふけっていると聞きそのことを芝居に取り入れるのだった。その芝居は大人気となるが、それを聞きつけた王の部下が彼らを捕らえにやってくる。死罪になりそうになるがチャンセンの機転により一時命は長らえる。王を笑わせることが出来たら死罪を免れることとなった5人だった。果たして王を笑わせることが出来るのだろうか?
キャラクターがあいまいでありイマイチ感情移入が出来ない。王の母の毒殺も真相は闇のままだし、チャンセンとコンギルの仲も義兄弟的な愛情なのか、同性愛的な愛情なのかよくわからない。
もともとこの作品は「爾」という演劇らしいのだ。この文字は寵愛を意味する文字らしいのだ。だが映画を見る限り非常に幼稚なシナリオである。もっと一人一人の人物的背景を掘り下げるべきだ。これではファミレスのドリンクバーのように薄まったものになってしまうではないか!たとえば「覇王別姫」のように登場人物の確執をたくみに描くとか、(レスリー・チェンとコン・リーの嫉妬合戦のような)王をもっと際立った性格にしたほうがよかったであろう。もっとシナリオを練るべきだし、これでは猿芝居と言われても仕方あるまい。カム・ウソンの声がよく通るのと綱渡りの芸に30点、イ・ジョンギの美しさに30点になのである。
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