実話を元に作られた映画「ラスベガスをぶっつぶせ」はブラックジャックやカード・カウンティングがいまいち判らない人でも楽しめる作品となっている。ベン・メズリック原作の同名小説の版権をケビン・スペイシーが獲得!制作・助演もつとめた。監督は「キューティ・ブロンド」のロバート・ルケティック。おなじギャンブルものでも日本の方が格段に上である。ちゃんと人間が描けている日本ものに比べてアメリカ映画は水で薄めたみたいに味気ない。「麻雀放浪記」や「カイジ」「アカギ」などは実に奥が深く滋味に富んでいる。MIT(マサチューセッツ工科大学)4年生のベン・キャンベル(ジム・スタージェスは新人だがミュージカル映画「アクロス・ザ・ユニバース」にも出演している注目の成長株!)はオールAで成績も申し分ない学生だった。彼は卒業後ハーバード大学医学部を目指していたが、母子家庭のベンには30万ドルという学費が支払えない。時給8ドルの紳士服店のバイトではおっつかない額だった。奨学金を申請するも、特別な何かがないと受けられないと言われる。ミッキー・ローザ教授(ケヴィン・スペイシー)は頭脳明晰なベンに目を留める。ローザ教授はMITでも特に優秀な5人を集めて、ブラックジャック必勝法、すなわちカード・カウンティングを教えていたのだ。(シャッフルしたカードの残り枚数とカードの札目、出目の計算で21に一番近づいたテーブルで勝負するという方法。詳しく説明したサイトがあるので興味のある人はそちらを覗いていただきたい。)ベンの憧れのジル(ケイト・ボズワーズ)、チャイニーズ系のチョイ(アーロン・ヨー)とキアナ(ライザ・ラピラ)、フィッシャー(ジェイコブ・ピッツ)らとベンを含めた5人はローザ教授の下、カウティングの特訓をする。(カウントの速さ・確実性はベンがダントツだ)彼らはラスベガスのスィート・ルームに予約を入れて、カジノに乗り込むのだった。だがカジノにもカウンティングの出来るコール(ローレンス・フィッシュバーン)がおりルール違反者を取り締まっていた。何度も言うがこの話は実話である。(TVでもずいぶんと特集を組んでいた)主人公のモデルとなったジェフ・マー(チャイニーズ系。本作にもカジノ・ディーラーとしてカメオ出演している)は2年間で3億円稼いだという。現在でも彼はカジノでは超VIP待遇である。(無論、勝負はしない)彼は結局ハーバードには行かずボストンに家を買いスポーツ・ギャンブル勝敗を予想する会社を立ち上げたという。(映画では奨学金を取得してハーバードに進学するようだが)ギャンブルによって彼の人生も変った!映画のトレーラーより以前TV番組でカード・カウンティングについて説明していたのでその画像を見ていただきたい。映画のモデルとなった人物も出演している。