ディア・マイ・ファーザー(78点)
![]() | ディア マイ ファーザー [DVD] (2008/11/21) エリック・バナフランカ・ポテンテ 商品詳細を見る |
オーストラリアの作家で哲学者でもあるレイモンド・ガイタの自伝的作品をオーストラリアのイケメン男優リチャード・ロクスバーグ(「ヴァン・ヘルシング」など数々の映画に出演)が初監督。最近では「トロイ」「ミュンヘン」「ブーリン家の姉妹」など話題作、目白押しのエリック・バナが主人公の父親を熱演している。ガイタ一家はドイツからオーストラリアへ移住してきた。1960年、一人息子のレイモンド(コディ・スミット=マクフィーは本作映画初出演だが、ぞの天使のような顔と繊細な演技で天才子役の名を欲しいままにした)は父のロミュラス(エリック・バナ)と二人暮らし。父は労働者や養鶏、家具売買鍛冶屋をしたりして懸命に働いていたが、母のクリスティーナ(フランカ・ポテンテは「ラン・ローラ・ラン」に出ていた女優)は抑欝症で父の友人、ミトゥル(ラッセル・ディクストラ)と暮らしていた。母は家事は出来ず、育児放棄も甚だしい女だったが、父はそんな母を忘れられずにいたのだ。だが、たまに様子を見にやってくる母と会うのが楽しみのレイモンド。ミトゥルの兄でやはり友人のホーラ(マートン・ソーカス)はそんな父とレイモンドが心配で時々家にやってくる。ホーラは父にリディアという女性を紹介しょうとするのだった。クリスティーナとミトゥルの間にスーザンという女児が誕生するが、母はオムツも替えない。その上母は払わなければならない家賃でドレスを買う。レイモンドが手伝いにやってくるが、スーザンを乳母車で散歩に連れていっているとき母が他の男を空き屋に連れ込んでいるのを目撃してしまう。それを知ったミトゥルは自殺、母はしばらく家に戻ってくるが自殺未遂をする。父はレイモンドをセント・ジョセフ全寮制校に入れるのだが、母が面会にやってきて一緒に暮らしたいとレイモンドに言うのだった。ウンとは言わないレイモンド。(校長にも母にはしばらく会いたくないという)母はスーザンをどこかへやってしまい、自殺してしまう。父とレイモンド、ホーラで母の葬式をすます。父は「ランプの芯は触れば粉々になるけれど、炎の中では強いな!」と一言もらすのだった。だがそんな父も、文通を続けていたリディアが既婚者とわかり(オーストラリア女、自重!)張り詰めていた糸がプツン!と切れてしまう。家に大きな十字架をつけようとする父をホーラは精神病院に入院させるのだった。だがほどなく癒えた父は戻ってくる。(レイモンドの父はその後、再婚して1996年に亡くなったそうである)<人生は自分の思考が作り上げるものである>というホーラの言葉がレイモンドを救う。見ていてイライラするような母親像だが、オーストラリア男性が株を上げたような作品。レイモンド少年が愛らしい!
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