夏目小太郎の映画批評
夏目小太郎が独断と偏見で映画批評
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2008/07/02 Wed  02:57:20» E d i t
 » マリア(80点) 
マリアマリア
(2008/06/27)
ケイシャ・キャッスル=ヒューズオスカー・アイザック

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女性監督キャサリン・ハードウィックが歴史家や研究者の意見を聞き忠実に映像化した。マタイ福音書とルカ福音書による話である。(それは皆がよく知っているお話である)我々はクリスマスを祝うが本来の意味を知るべきであり、デパート商戦などに左右されず静かにキリストの生誕に思いを寄せるべきなのである。と思わせるほど馬小屋での生誕シーンは美しい。受胎告知の大天使ガブリエルが絵画などでは美少女である場合が多いのだが、この映画ではあまり美しくない男性でちょっとビックリするが声優がいいのでまあ耐えられる。預言者ヨハネをマリアの従姉妹で高齢のエリザベートが出産する場面なども盛り込み今までにない視点でキリスト生誕を描いている。ヒロインのマリアに「クジラの島の少女」で12歳の鮮烈デヴューをしたケイシャ・キャッスル・ヒューズ。誠実な人柄のヨセフにオスカー・アイザック。出演者たちの中に白人がいないのも正しい。シンプルに良かった。しかし私は思わぬ神童(しかも神の子と自称する)を授かったヨセフとマリアの苦悩と十字架にかけられる我が子の運命に悲嘆する2人の姿も見てみたい。

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2008/07/02 Wed  02:09:34» E d i t
愛の予感“THE REBIRTH”愛の予感“THE REBIRTH”
(2008/06/27)
小林政広

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ロカルノ国際映画祭で金豹賞受賞するという日本人監督としては38年ぶりの快挙!ということで楽しみに見たのだが、104分余りは私には長かった。インタビューシーンに始まりインタビューシーンに終わるのだが、その間が日常の繰り返しが延々と続くのだ。14歳の少女が同級生の少女を刺殺する。被害者の父順一(小林政広=監督自身が主人公を演じている)は東京湾岸の高層マンションに住んでおり新聞社に勤務していた。妻をガンで亡くした後は男手一つで一人娘を育てていたのだ。加害者の母典子(渡辺真起子)はそのマンションの対岸の団地に住んでおり母子家庭のようだ。順一は新聞社も辞職し家に引きこもっていたが、一年後北海道苫小牧勇払市に移り、賄いつきの民宿のような所で寝泊りをして軽自動車で鉄工所に通う毎日を送っていたのだが、その賄いに典子がいたのだ。典子もまた東京にはおれずに北海道まで流れていたのだ。典子もまた民宿の側のアパートに住んでおりコンビニで買ってきたサンドイッチを食べる毎日だった。2人はお互いの存在に気づく。だが2人は一言も話しをしない。一時間近くそういった情景が繰り返されるのだ。典子の服装が違わなかったら同じ場面を繰り返しているとしか思えないだろう。順一はコンビニにプリベイド式携帯を2つ買い典子に渡すが典子はつき返す。少しずつ少しずつ歩みよる2人だった。予告編では<あなたなしでは生きられない。でもあなたと一緒では生きていく資格がない>と監督のナレーションが流れる。私はこういった話は安易に語られるものではないと思う。絶望の中で奇跡的に生まれる美しい感情を表現したかったという監督のメッセージは私の心には響いてこなかった。

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2008/07/02 Wed  00:19:01» E d i t
菅井君と家族石 THE MOVIE菅井君と家族石 THE MOVIE
(2008/06/27)
FROGMAN

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「蛙男劇場」や「古墳ギャルのコフィー」「鷹の爪団」など深夜テレビで目にした人も多いであろうアニメ。なんと映画版になってしまった!!脚本・監督・作画・声優とFROGMANが一人でやっている。しかも島根県から世界へ発信!しているのだ。洋画ネタが満載でファンには面白い。島根に住む家族全員無職の極貧ファミリー<菅井家>を舞台に宇宙人やマフィア、FBI捜査官が絡む。主人公の菅井君は18歳、見た目は<スライ&ファミリーストーン>のスライ・ストーンである。学校も行かずバイトもせず完全なニート。兄ちゃんは36歳、無職・独身だが年齢の割には思考や行動は中学生並である。見た目はジョン・コルトレーン。恋人の妖怪田豚子(30歳)は社長令嬢だが体重240キロでブス、歯の間に自転車などが挟まっている。父ちゃんは55歳で怠け者でセコイ!見た目はジョン・リー・フッカーである。母ちゃんは52歳でどんなものでも料理してしまう。見た目はジェームス・ブラウン。時々死んだ婆ちゃんが乗り移る。爺ちゃんは84歳、ボケが進行しており常にトラブル・メーカー。見た目はレイ・チャールズだ。その他にもFBI捜査官のハギー&カカートと(カカートは見た目は可愛らしいがHの本が大好きでいつも「いとしいシト」とつぶやく)やハンソロ&チューバッカをもじったソロハン&グチバッカ(文字通り愚痴ばっかり)や瀬戸内寂聴とジャクソン5をもじったジャクチョー・ファイブなど笑いがもれる。「パルプ・フィクション」ネタも出てくるし、この作者はなかなかのツワモノだ!!

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