
ニコニコで鑑賞できるロブ・ゾンビ監督の「ハロウィン」は言わずと知れた1978年ジョン・カーペンター監督のリメイクである。殺人鬼マイケル・マイヤーズの生い立ちに重点を置いた本作、前半はなかなかいいのだが後半になって妹ローリー役の子がまずいのか、演出がまずいのかジェイミー・リー・カーティスには負けるわな。100分余りはチト長いが、B級ホラー好物にはたまらないサービスがチラホラと見られて嬉しい限りだ。流石のロブ・ゾンビだぜ!オリジナルはごく普通の家庭に生まれたマイケル(オリジナルの子も天使のような子だったが)、30年も経てばアメリカ家庭も崩壊するってか!?典型的なホワイトトラッシュ家族(義父はアル中でクズ、姉はアバズレ、母親は家計を支えるためにストリップ稼業!)の長男として生まれたマイケル(ダエグ・フェアークこの子役が抜群に上手い)!朝から義父のロニー・ホワイト(ウィリアム・フォーサイスは名優)は酒びたり、ママ(シェリー・ムーンは監督の嫁)と口汚く罵りあっている。姉はどうしょうもないビッチ!赤ちゃんのブーには優しいマイケル!学校へ行けば母親の職業のことで酷くからかわれる。動物を殺してその写真を収集していたマイケル、そのことで学校に呼び出される母親は小児精神科医師のルーミス(マルコム・マクダウェル)から精神療法を受けるよう勧められる。いつもピエロのマスクをかぶって外界と遮断していたマイケルだったが、学校の帰路苛めっ子を撲殺する。今夜はハロウィン!優しいママはお仕事だし、義父は役立たず、姉は弟の面倒を見る所かボーイフレンドを家に引きずり込んでSEXに励んでいる。マイケルは手始めに義父をガムテープで縛り喉をカット!階下に降りてきた姉のボーイフレンドを撲殺、二階に上がって姉を刺殺する。赤ちゃんの妹を抱いて玄関に座るマイケル。少年はルーミス医師の監視下のもと、スミス園に収容される。面会の時にママが持ってきてくれた自分と妹の写真。それを見た看護婦(シビル・ダニングも又コアな人気女優だ)が「全然似てない!」と一言。フォークで頚動脈をグサッ!そのことを知ったママは拳銃自殺してしまう。17年後、27歳になったマイケル(タイラー・メインはビッグスカイというリングネームをもつ元プロレスラーで2m5cmもある巨漢)は大男となっていた。あれから一言も口をきかないマイケルは自室でマスクを作っていた。だが優しい看守(ダニー・トレホ)も退職間近、ルーミス医師も移動が決定してしまう。新入りのバカ看守がダチを呼んできて女の患者を引きずりだしてマイケルの部屋でレイプし始めたからコトは重大だ!怒ったマイケルは2人を惨殺!他の看守や看護婦も殺害して脱走してしまう。園長(ウド・キア)の要請でルーミス医師が呼ばれる。彼はマイケルの故郷ハドソンフィールドへと向った。マイケル一家の墓地にやってきたルーミスは墓守(ビル・モーズリーは「悪魔のいけにえ」に出演)に案内してもらうが、墓には死んだコヨーテがぶら下がっている。マイケルはトイレでトラック運転手ビッグジョー・グリズリー(ケン・フォーリーは「ゾンビ」に出演)を惨殺する。ルーミスは地元保安官のブランケット(ブラッド・ドゥーリフは「カッコーの巣の上で」のビリー役が有名だが「エイリアン4」など数々の映画に出演している)から、マイヤーズ一家の生き残りで妹のローリー(スカウト・テイラー・コンプトン)の養子先を聞く。偶然とはいえ、ローリーはこの街に住んでおり養親から可愛がられて幸福に暮らしていた。だがマイケルの魔の手はローリーの友人らに及ぶ。下右は看護婦役をしていたシビル・ダニング!「オデッサファイル」「三銃士」「メテオ」などに出演しB級映画で売れっ子となるも1990年に事故で重傷を負い引退。倒産の憂き目にあっていたドイツのアイスホッケー・チームを買い取って優勝に導くなど実業家として成功する。2007年の「グラインドハウス」で復帰を果たし、ボチボチと映画出演している。


マルコム・マクダウェル登場!ということでゾンビ監督が大好きな「オレンジ仕掛けの時計」を意識したゾンビ&シェリー・ムーンのカッコいいPVをどうぞ!